怖 119巻（全20話）（2 / 3ページ）

  これは、とある山小屋の風呂で不思議な体験をした話。   俺は子供の頃からの風呂嫌いだが、風呂好きにとって数日間の山行で風呂に入れないというのは、かなり不快な事に違いない。   山奥深くに・・・

「風呂嫌いには不思議なことが起きる風呂」の続きを読む

  これは、伐採を生業としていた祖父の話です。   ある日のこと、祖父は「買ったばかりのチェーンソーを山に忘れてきてしまったので取りに行く」と言い出しました。   しかし、あいにくその日は『・・・

「入山禁止の掟を破った祖父の行く末」の続きを読む

  これは、ある特殊能力にまつわる話。   親友のアケミ（仮名）のお母さんは変わった能力を持っている。   簡単に言えば、『行方不明者の生死が分かる』そうで。   なんでも、生きて・・・

「行方不明者の生死がわかる特殊能力」の続きを読む

  これは、友人の話。   彼女の実家は山深い小さな村にある。   里帰りすると、決まって『ある現象が起こる』という。   その現象とは、玄関の鍵は螺子（ネジ）を回して閉める昔なが・・・

「若い女性の客人に嫉妬する山神様」の続きを読む

  これは、母から聞いた話です。   私の家は小さな『貸家』を持っていました。   しかし、私が高校生になる頃には老朽化で賃貸を諦め、鍵をかけたまま放置していました。   いわゆる・・・

「誰も居ない貸家で感じた人の気配」の続きを読む

  これは六十年以上も昔、中学生だった大叔父の話。   野球少年だった大叔父は、仲間を集めては近所の空き地で野球をやっていた。   夏のある日、隣の寺まで飛んだボールがばたばたと卒塔婆を倒し・・・

「誰か知らずに一緒に遊んでいた少年」の続きを読む

  これは、いつも行く飲み屋で、常連で山好きのおっさんが不意に語りかけてきた話。   「あんたも山好きだったな？」   「ええ、俺は日帰りばっかりですけど」   「じゃあ、雪解けの・・・

「雪解けの時期は遭難者が帰る日」の続きを読む