怖 134巻(全20話)(3 / 3ページ)

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その呼び声は雲の上からだった

  これは、石じじいの話です。   じじいが子どもの頃、山で不思議な『呼び声』を聞いたそうです。   それは一人遊びで山を歩いていた時に、「おーい、おーい」と、かなり大きな呼び声がしたと。 ・・・

お連れの方と降りたものだとばかり

  これは、タクシー運転手の知人がお盆中に体験した奇妙な出来事。   深夜、酔っ払いの男性客二人をタクシーに乗せた。   ただ二人とも乗車した途端に、こっくりこっくりと大人しく居眠りを始める・・・

「待ってるからね」と告げる彼女

  これは、会社の先輩が体験した話。   大学生だった頃、一回り上の女性と付き合っていたそうで。   彼女は色々と訳アリの人だったようで、多額の借金もあって風俗で働いていた。   ・・・

体を動かせない私に近づいてくる黒いもの

  これは、10年くらい前に怖い体験をした時の話です。   当時、私は大学4年生でした。   時期は確か10月の中旬頃だったと記憶しています。   さわやかな秋晴れの日曜日。 &n・・・

見張りを放棄した二人が見てしまったもの

  これは、自衛隊所属の親戚から聞いた話。   三日間、山に篭って仮眠だけで交代する、戦争真っ只中を想定した演習があるそうで。   この時、山の一部に作戦やら指令を出す部屋を掘って、その穴の・・・

お盆の間だけ怪現象が止む家

  これは、お盆の時期にまつわる我が家での話。   うちは元農家だったが、駅前の開発が進んだり、交通の便が良くなって都会へ通勤する人が住み始めてからは、分譲住宅やマンションが建ち始めて、今では畑もめっ・・・

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