怖 148巻（全20話）

  当時、私は大学を卒業したばかりのサラリーマンで、東京で一人暮らしをしていました。   社会人になって初めてのゴールデンウイークということで、栃木県にある実家に帰ることにしました。   実・・・

「家に帰ったはずが異世界にいた」の続きを読む

  祖母が亡くなった日のことを、私は今もはっきりと覚えている。   その少し前、私は“不思議な夢”を見た。   夢の中で祖母は実家の部屋にいて、「布団を上げてくれ」と・・・

「祖母が夢で告げた三度の死線」の続きを読む

  ２０代初めの頃、私は病院で働いていました。   所属は末期癌病棟で、業務内容は医療機器の整備や操作です。   ある宿直中の深夜、病棟を見回っていると、『黒い影』を目撃しました。 &nbs・・・

「私に付きまとう死の気配」の続きを読む

  あれは、３年ほど前のことです。   僕はある会社に営業として勤めていました。   そして毎日が残業の連続。   それでも超過勤務手当はつかない、いわゆる零細企業でした。 &nb・・・

「消えた同僚の怨念はオフィスに棲む」の続きを読む

  これは、友達から聞いた話です。   真夜中、夏の蒸し暑い日に、仲の良い友達数人で海辺に集まり、花火をして遊んでいました。   薄暗い砂浜を花火で打ち合いながら、ワーワー騒いで走り回ってい・・・

「真夜中の海に笑う溺れ女と謎の男」の続きを読む

  むかし、某中古車オークション会場で働いていた。   とあるワゴン車のセリが終わって数日後のこと。   クレーム処理課の電話が鳴った。   中古車のクレームといえば、装備の不備や・・・

「ルームミラーに女が映るんです」の続きを読む

  これは、父が体験した話。   父が子供の頃に住んでいた村は、かなりのド田舎だった。   過疎化が進んでいるのに合併を拒み、いまだに『村』として残っている。   この村には有線放・・・

「有線放送が告げた死者とのすれ違い」の続きを読む