不思議で不気味な風俗嬢 1/2

風呂場

 

これは俺が20歳の時の話だ。

 

当時、風俗店で働いていた。

 

男性社員は俺以外にも、

 

店長(29歳)、Yさん(30歳)

Kさん(36歳)の3人がいて、

 

それなりに楽しく働いていた。

 

女の子たちとも仲が良くて遊んだり。

 

でも、その楽しさも、

働き始めて半年くらいまでだった。

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忘れられない風俗嬢との出会い・・・

仕事にも慣れてきた頃、

一人の女の子が面接にやって来た。

 

名前は”M衣”といい、

顔も可愛くスタイルもそれなりに良かった。

 

長い黒髪が特徴的な女の子。

 

風俗の経験は無いとの事だったけれど、

店長はすぐに採用した。

 

なぜなら、経験があるよりも、

素人っぽい方が人気もあった頃だったからだ。

 

ただ・・・

彼女には少し不思議なところがあった。

 

最初に気づいたのはYさんだった。

 

“気配を感じない”というのだ。

 

彼女が近くを通っても、

全く何も感じない。

 

しかも、なにかゾクっとするような、

背筋が凍る感じがして不気味だった。

 

その話を店長にしたけれど、

 

「気のせいだろ」

 

と、取り合ってもらえなかった。

 

当たり前の反応だが・・・

 

それ以来、俺とYさんは、

なんとなくM衣が気になるようになった。

 

もちろん恋愛感情とかそういうものではなく、

不気味さを感じていたからだった。

 

不思議なことは他にもあった。

 

うちの店では女の子は自分の部屋に

待機しているシステムで、

 

客が来るとそのままその部屋を

使用するようになっていた。

 

けれども、

彼女の部屋からは全く物音がしない。

 

一人でいる時ならまだ分かる。

 

でも、客が入っていても、

一切の物音がしないのだ。

 

普通なら客が入っていれば、

 

話し声や、もしくは女の子の喘ぎ声が

必ず聞こえて来るのに・・・

 

そして客が帰った後も、

 

使ったタオルなどは俺たちが回収するので

部屋の外に出してもらうんだけれど、

 

彼女だけはいつも出さなかった。

 

店が閉まった後、

各部屋に入って掃除をするのだが、

 

彼女の部屋のタオルやイソジンには

使用した形跡が全くない。

 

シャンプーや入浴剤も全く減っていない。

 

朝に用意したままなのだ。

 

女の子が自分で用意したものを使う場合も

あるからそうなのかとも思ったけれど、

 

彼女はそんなものは持って来ていなかった。

 

しかも・・・

 

客自身も帰る時は普通は満足したり、

何かしら表情に出るんだけれども、

 

彼女に付いた客だけは、

最初は可愛いからと喜んで入るのだが、

 

サービスが終わって部屋から出てくる時、

 

なぜか魚が死んだような目をして

虚ろな表情になっている。

 

客から生気が感じられないのだ。

 

さらに・・・

リピーターが一人も存在しない。

 

彼女ほどのルックスとスタイルなら、

リピーターが付いて当然なはずなのに。

 

店長は「不思議だなあ。下手なのか?」

くらいの感想しかなかったようだが、

 

俺とYさんだけは、

“絶対に普通じゃない”と思っていた。

 

それだけではない。

 

閉店後に彼女の部屋へ掃除に入ると、

 

用意したものを使用した形跡もないのに、

髪の毛だけは異常に落ちている。

 

気持ち悪いくらいに・・・

 

ちょっと多いとかいうレベルではなくて、

 

髪の毛を切ったんじゃないかというくらい、

必ず排水溝に詰まっている。

 

さらに、

部屋には必ず腐臭が漂っているし、

 

お風呂の側面に赤い手形のようなシミが

必ず付いている。

 

彼女が使った時だけに限って・・・

 

部屋の中で会話もせずに何をしているんだ?

と、俺とYさんは凄く気になったけれども、

 

客がいる時に覗くことは出来ないから、

疑問はそのままになっていた。

 

(続く)不思議で不気味な風俗嬢 2/2

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