祖母に一途な幽霊さん達

ししおどし

 

これは私が子供の頃の体験談。

 

その夜、トイレに起きた時、庭に男の人が立っているのを発見した。

 

私は「ギャー!!不審者!!」と叫びながら両親を叩き起こすと、母は冷静に「坊主で軍服の人?」と聞いてきた。

 

(あ、確かにそうかも?)と思った私は、その時点で庭にいた男の人が『幽霊』だったと気づく。

 

すると父が、「ま~た三●さん来ちゃったか・・・」とボソリと呟いた。

 

“三●さん”とは、どうやら祖母に片思いしていた人らしく、たまに出るらしいのだ。

 

私はさも当たり前の事として受け入れている両親に混乱しつつ、怖いのでその日は両親と一緒に寝ることに。

 

そして朝になって分かったが、姉と兄、そして婆ちゃん(祖母)も三●さんを目撃しており、すでに家族全員がこれまでに見ていたことが発覚した。

 

さらに母からは、「たまに高●さんって人も来るわよ♪」とあっさり言われた。

 

(婆ちゃん、どんだけモテてたんだよ・・・)と思いつつ、婆ちゃんにその話を聞くと顔を赤らめる始末。

 

そんな婆ちゃんも昨年亡くなり、それからは男達の幽霊を見かけなくなった。

 

そして婆ちゃんより先に亡くなっていた爺ちゃんだが、未練が無かったから現れなかったのかなぁと思うことにした。

 

(終)

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