リアル 8/11
俺はS先生の目を見ていたし、 S先生は俺の目を見ていた。 ただ優しかったS先生の顔は、 無表情になっているように見えた・・・。 左側の視界には、 何かいるってのはわかってた。 チ・・・
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俺はS先生の目を見ていたし、 S先生は俺の目を見ていた。 ただ優しかったS先生の顔は、 無表情になっているように見えた・・・。 左側の視界には、 何かいるってのはわかってた。 チ・・・
S先生の家(寺でもあるが)に着くと、 ふっと軽くなった気がした。 何か起きたっていうよりは、俺が勝手に 安心したって方が正しいだろうな。 門をくぐり、石畳が敷かれた細い道を抜けると、 初老の男・・・
見かねた両親は、 強引に怯える俺を車に押し込み、 何処かへ向かった。 父が何度も「心配するな」「大丈夫だ」 と声をかけた。 車の後部座席で、母は俺の肩を抱き 頭を撫でていた。 母・・・
林は、早速今夜に除霊をすると言い出した。 準備をすると言い、一度出掛けた。 (出掛けに、両親に準備にかかる 金を貰って行った) 夕方に戻って来ると、蝋燭を立て、 御札のような紙を部屋中に貼り、 膝元に水晶玉・・・
こういう時、ほんの僅かでも、 希望って物凄いエネルギーになるぞ? 正直、こんなに嬉しい着信はなかった。 「もしもし」 『おぉ~!大丈夫~!?』 「ぃや・・・大丈夫なわけねーだろ・・・・
ここでS先生なる人を紹介する。 母は長崎県出身で、 当然祖母も長崎にいる。 祖母は、戦争経験からか 熱心な仏教徒だ。 S先生は、その祖母が週一度通っている、 自宅兼寺の住職さん・・・
昨日、アイツがいた辺りの床に、 物凄く臭いを放つ泥(多分ヘドロだと思う)が、 それも足跡ってレベルを超えた量で残ってた。 起きた事を事実と再認識するまで、 時間はかからなかった。 ハッと気付い・・・
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