死を誘う視界の端の存在
俺だけに見える人がいる。 それは子供の頃から、身内に不幸が訪れる直前に現れる存在だった。 何十年も前から同じ姿のままなので、人ではないのだろうが、便宜上ここでは『人』と表記する。・・・
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怖 146巻(全20話)
俺だけに見える人がいる。 それは子供の頃から、身内に不幸が訪れる直前に現れる存在だった。 何十年も前から同じ姿のままなので、人ではないのだろうが、便宜上ここでは『人』と表記する。・・・
子供の頃に住んでいた家は、すぐ裏が山だった。 よく一人でその山に入り、探検ごっこをして遊んでいたが、毎年じいちゃんが「今日は山に入るな!」と言う日があった。 その日は、いつもとは・・・
俺が卒業した高校は、ヤンキーの割合が高く、いわゆるバカの受け皿のような学校だった。 そこまで言わなくても…と思うが、友人が高2でやっと掛け算や割り算を習っていると知ったとき、俺もバカなんだと再・・・
もう10年以上前の話だが、とある県の24時間サウナで意気投合した男の話。 彼には結婚を考えていた女性がいた。 ある日の晩、一緒に繁華街で遅い晩飯を済ませ、軽く飲んだ後、彼女をタク・・・
これは、今の街に越して来て2週間ほど経った頃のこと。 残業を終え、終電で最寄り駅に降り立った俺は、自宅へ向かい急ぎ足で歩いていた。 途中、信号のない高架下の道路と、高架沿いの道路・・・
これは、母から聞いた話。 ほんの1ヶ月ほど前のことです。 母は、あまり大きくない総合病院の売店でパートをしています。 小さな売店で、店員は午前と午後で1人ずつ交代す・・・
今から25年ほど前、私は5歳でした。 その頃、家の中で『変なもの』が見えることがありました。 夜中に目を覚ますと、白い着物を着た女性が立っていたり、天井から声がして私の名前を呼ば・・・
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