霊感のある妹に反対された物件

ワンルーム 部屋

 

数年前のこと。

 

引越しの為に、

不動産屋で物件めぐりをしていた。

 

すぐに条件に合ったマンションが見つかって、

私は一目で気に入ったんだけど、

 

一緒にいた妹(霊感女)が、

突然に暗い顔をして、

 

「ここ、やめた方がいいよ」

 

・・・と言う。

 

でも反対を押し切って、

その場で即決してしまった。

 

いざ引っ越してから、

 

母が煙草の火が髪に燃え移って

大ヤケドするわ、アル中になるわ・・・

 

私は鬱病にかかって休職するわで最悪・・・

 

毎晩のように、

耳元で大勢が呟く声がするし、

 

気がついたらマンションの

最上階のフェンスから、

 

下を見ていたりしていた。

 

心配した妹が、

 

霊能者の人を頼んでくれて

部屋を視(み)てもらったら、

 

原爆で亡くなった人の強い怨念が

棲み憑いているそうで・・・

 

それも何体も・・・

 

その話を聞いた時、

 

母が火傷した姿がまさに、

原爆で負傷した人の姿そのものだった。

 

そのことに気付いてゾッとした。

 

私は鬱病どころじゃなくて、

 

自殺してもおかしくないほどに

憑かれていたらしいんだけど、

 

元々の守りが強かったのと、

趣味(オタ)があったので、

 

鬱病で済んでいるってことだった。

 

慌てて引越しをしてからは、

 

母はとても元気になり、

一生残ると言われた火傷の跡もない。

 

元々私は『ケガレチ』とか霊的なものを

見たり感じたりする方なのだが、

 

※ケガレチ(気枯地)

気が枯れてしまった土地のこと。ちなみに、これとは逆に良い土地のことを弥盛地(イヤシロチ)という。

 

その部屋に限っては、

全くと言っていいほど感じなかった。

 

霊能者いわく、

 

「入った瞬間から憑かれていたから

分からなかったんだよ」

 

と言われた。

 

(終)

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One Response to “霊感のある妹に反対された物件”

  1. 匿名 より:

    守りが強かった(笑)
    オタ趣味のお陰(笑)
    いかにもオタらしいオタ趣味の神格化と頭の悪い表現。
    話の内容も低レベル過ぎて時間返してほしいわ。

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