彼女を奪われた親友と
親友に彼女を奪われた。
その親友と一緒にビルの屋上で
花火観賞をしていた。
友「あいつを奪うみたいになって
悪かったな・・・」
俺『しょーがない』
友「怒ってないのか?」
俺『別に。あいつがお前を
選んだだけ』
友「なら良かった」
俺『あいつが待ってるから
早く行けよ』
友「ありがとう。応援してくれ」
俺は親友の背中を力強く押した。
(終)
解説
彼女はすでに死んでいる。
そこで、親友は彼女のもとへ
「逝く」ことを決意。
「俺」は親友の背中を押した。
つまり、
花火鑑賞をしていた屋上から
親友を突き落とした。
スポンサーリンク