量販店での値引き交渉
家電量販店などの、
商品の前に付いている
値札を裏返すと、
店によっては謎の数字が
書かれていることがある。
実はこの数字、
「裏に書いてある数字をある数で割ると、
そこまでは値引き可能である」
ということを示す数字なのだ。
量販店は独自に、
「ここまでなら値引き可能」
というラインを決めており、
値札の隅か裏に5~8桁の
数字が書かれている。
それをある数で割ると、
値下げの限界値が出るように
なっているのだ。
家電量販店で値引き交渉をすると、
店員が電卓をパチパチと叩きながら、
「勉強させていただいて
これぐらいですかねえ」
と言ってくる場合があるだろう。
あれはこの計算をしているのだ。
その数字を知ることが出来れば、
さらなる交渉が可能。
これは決して悪いことではない。
量販店ではお客がゴネても、
限界ラインまでは値引き出来るように
設定しているのだ。
ただし、
そのラインを超えて値下げ
するようなことは、
まず無い。
万が一、
そのようなことをしなければ
ならない場合は、
店長クラスに伺いを立てなければ
ならない場合もある。
予め、限界ラインを知っていれば、
交渉を続けることが出来るのだが、
数字を見ることは出来ても、
肝心の「割る数字」を知らないと
無意味なので、
一般人が値札の裏を見て
交渉をするのは、
至難の業である。
素直に競合店のチラシを持って行って、
値引き交渉をした方がいいだろう。
(終)