怖 94巻（全20話）（2 / 3ページ）

  これは、私の伯母さんから聞いた話。   私の伯母さんは、お寺の跡取りさんと結婚して、離島に一軒しかないお寺に住んでいた。   今は旦那さんに先立たれて、子供もいなかったので、最近になって・・・

「いわくつきの刀を預かった住職の結末」の続きを読む

  大学生の頃、同じゼミに通っていた友人の男性が自殺した。   当時やっと２１歳を越えた多感な頃で、当日まで一緒に研究室で課題をやっていたその友人が、その日の夜に近くの山道で首を括ってしまった事は物凄・・・

「人が亡くなった現場に置かれていく供え物」の続きを読む

  私は数年前に念願の一人暮らしを始めた。   ワンルームで窓はベランダに続くガラス戸のみだったけれど、日当たりも良いので気に入っていた。   そのガラス戸にカーテンを付けた時、カーテンの丈・・・

「念願の一人暮らしを始めたが･･･」の続きを読む

  実際にあった本当の話。   毎年、夏になったら電気式のベープを使って虫除けするのだが、使おうと出したら壊れていたので、俺にしては珍しく蚊取り線香を使って寝ることにした。   そして、寝て・・・

「霊を呼び出すには蚊取り線香を炊けば良い」の続きを読む

  彼女と同棲して数ヶ月が経つのだが、時々ベランダに“何かが居る”のに気が付いた。   それは大抵ベランダの隅っこに現れ、手すりから頭だけを乗り出し、隣の部屋を覗くような体勢を・・・

「時々ベランダに何かが居るのに気が付いた」の続きを読む

  その日の夕方、新聞の勧誘にやって来た人が玄関のチャイムを連打するように鳴らし続けた。   俺はその時、ベッドに横になって本を読んでいたので無視していたら、その人は笑いながら「なんだ寝てるのか」とド・・・

「なんだ寝てるのか、いいよ起きなくて」の続きを読む

  これは、私が大学生の時にあった話。   一人暮らしをしていた家の電話が鳴ったので受話器を取った。   すると、『●●さん（私の名前）ですか？私××病院（近所では有名な病院で私もお世話にな・・・

「一人暮らしの女子大生の家にかかってきた電話」の続きを読む