秋葉原の怪人
初めて秋葉原に行った時の話。
俺は中1で友達と2人で秋葉原に行った。
とにかく楽しかった。
気づくと夕方になってて、
全く人影の無い道に出ていたんだ。
なんだか不気味な雰囲気で嫌だった。
ふと後ろを向くと、
全身真っ黒なんだけど顔だけ真っ白な奴がいた。
だいぶ後ろにいたから、あんまり見えてなかったけど
不気味で友達と早歩きしたんだ。
いくら歩いても人影は出てこない。
また後ろを向くと、さっきよりアイツが近づいて来てた。
真っ黒にハットのような帽子、
下向いててあんまりわからなかったけど、
顔が真っ白で、口だけ赤い。
怖くなって走った。
それで道を曲がった。
とにかく、あの付近から離れたかった。
さらに、また道を曲がったら、
アイツが目の前にいた。
真っ白の顔が、
赤い口でニヤリと笑った。
ひたすら走ってるうちに戻ったけど、
あれから秋葉原が少し怖くなった。
(終)
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