謎怖 23巻（全20話）

  高校時代の話になる。   電車で下校中に腹痛を感じ、途中下車した駅のトイレに入った。   非常に汚いトイレだった。   用を足していると、隣の個室から「名前は？」と男の声が聞こ・・・

「隣の個室から聞こえる男の声」の続きを読む

  昭和の初め頃、夕張のボタ山でのお話。   ※ボタ山 石炭や亜炭の採掘に伴い発生する捨石（ボタ）の集積場のこと。   開拓民として本州から渡って来ていた炭鉱夫Ａさんは、爆発事故に見舞われた・・・

「大ヤケドを負った夫の元に現れた男達」の続きを読む

  小学５年か６年生だった頃の話。   当時の俺は身体が本当に弱くて学校もよく休んでいた。   平日なのに家にいる時間が多く、友達も多くなかった。   ある日、いつものように高熱を・・・

「高熱を出して寝込んでいる時に」の続きを読む

  先日、小学校の同窓会があり、出席率のいい我がクラスは物故者以外全員出席していた。   ヨボヨボながら、恩師も健在。   ○○小学校６年２組のメンバー勢揃い。   持ち寄った卒業・・・

「すまん、この子はどうしても思い出せん」の続きを読む

  大学の同級生から久しぶりに忘年会の誘いがあって思い出した事がある。   大学３年の１２月、サークルの連中と飲んでいた。   ２次会が終わったところで、何人かが終電に間に合うようにと帰って・・・

「サークル仲間と馬鹿騒ぎした翌日に」の続きを読む

  俺には時間が巻き戻る感覚が度々起こる。   一度目は、保育園から脱走した途端にトラックに跳ねられたはずなのに、その少し前に戻っていた事。   二度目は今年初めの事だ。   会社・・・

「生命の危機が訪れると」の続きを読む

  高校生の頃の話。   今では何てことはないが、当時は「近いうちに死ぬかも」と悩んだ。   住んでいた家は戸建てで、俺の部屋は２階にあった。   階段を上った左右にドアがあり、そ・・・

「俺の部屋に俺が入ってきた？！」の続きを読む