彼と同棲しているのですが・・・
先日あったことです。
忙しくて忘れてましたが、
やはり気のせいでは
なかったように思えて・・・。
私には一緒に暮らしている
彼がいるのですが、
最近、私の仕事が
終わるのも遅く、
その足で飲みに行くことも
よくあるのです。
先に家にいる彼は、
ダイニングでPCを見ていたり
漫画を読んだりして、
起きていることが
多いのです。
でもその日は、
会社の人と飲みに行き、
帰宅したのは午前5時頃。
予め遅くなることは
伝えてあったし、
さすがにその時間は
寝ているだろうと思い、
家に着く。
彼の部屋を覗くと、
案の定、寝ている。
「ちょっと平日から
はしゃぎ過ぎたなぁ・・・」
と反省しつつ、
シャワーを浴びてすぐに
床に就こうと、
水を飲みながら
眠る彼を見ていました。
2部屋あるので、
初めは彼の部屋で一緒に
眠ろうと思っていたのですが、
あまりに疲れていた私は、
自分の部屋で手足を伸ばして
気兼ねなく眠ろうと思い直し、
自分の部屋に行き、
倒れるように眠りました。
そして寝付いてから
1時間ほど経った頃、
『ピンポーン』
『ピンポーン』
チャイムが鳴るのです。
時計を見ると、
6時30分。
「え?こんな時間に?誰?」
と不思議に思いつつも、
インターホンに出る。
私「はい?」
彼「あ、僕だけど、
ドア開けてくれない?」
私「え!?」
自体がうまく飲み込めず、
隣で寝ていたはずの
彼を見に行く。
いない・・・。
「コンビニにタバコでも
買いに行ったのかな?」
と思い、
ドアを開ける。
帰って来た彼は、
少し不機嫌そうにしているので、
私「いつ出かけて行ったの?
全然気が付かなかったよ」
と言うと、
彼「君の帰りがあまりにも遅いし、
電話しても出ないから、
頭にきて眠れないので
漫画喫茶に行ってたよ」
と言うのです。
私「何時くらいから行ってたの?」
彼「多分、2時頃だったかな?」
私「・・・え?
でもさっき自分の部屋で
寝てたよね?」
彼「いや、出てからずっと
漫画喫茶に居たよ。
で、今帰って来たんだけど?」
私「さっき寝てるの見たよ?」
・・・二人沈黙。
私「じゃぁ、まだ会社行くまで
時間あるし、寝直すね・・・」
彼「そうだね・・・」
またお互い別の部屋に行き、
眠りました。
そして、目が覚めてから
考えてみても、
やはり不思議で・・・。
あの時、一緒に寝ようと
思っていたのに、
自分の部屋で寝ようと
思い直したのは
どうしてだったんだろう?
・・・と。
本当に同じ部屋に
行かなくて良かった。
彼ではない彼が
あの部屋で寝ていた。
もし、その横で
添い寝をしていたら・・・
そう考えるとゾッとします。
(終)