肺ガン患者のレントゲン写真を見てゾッとした
私は病院でレントゲン技師をしているのだが、一度だけ現像が出来上がったばかりのフィルムをその場で破棄して撮り直した経験がある。
患者さんは末期の肺ガン。
胸部写真で病巣が何故か真っ白に写っていた。
不審に思ってよく見てみると、病巣全体に渡って小さな顔がビッシリと詰まっていた。
ちなみに、写っていた顔は全部同じ。
すぐさまドクターに相談し、その写真は患者には見せずに破棄した。
次に撮り直した写真には、ちゃんと癌組織が写っていた。
病院勤めだからか、心霊的な出来事はこれまでも色々とあったが、あれほどゾッとした事はない。
その後、撮影した患者さんは3ヶ月後に亡くなられた。
どんな境遇の方だったかまでは詳しく知らない。
(終)
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