カシマレイコ(テケテケ)
過去に起きた悲惨な事件の
話を知ってしまった者に、
電話や夢などで
謎の問いかけがあり、
これに正しく答えられないと、
身体の一部を奪われて
死んでしまう、
という伝説。
一般的に奪われるのは足である。
カシマレイコとは、
この問いかけを行う人物のこと。
パターンが非常に多く、
性別すら統一されていない。
名前もカシマさん、カシマさま、
仮死魔霊子など一定しない。
過去に起きた悲惨な事件の
話を知ることで、
カシマレイコが現れる
とされるが、
知ってはいけない話は色々ある。
1、
戦時中、
米兵に両手足を撃たれ、
苦しみ抜いて死んだ、
郵便配達員。
2、
終戦直後の混乱期に、
米兵に強姦されて、
列車に投身自殺をした女性。
3、
轢死して身体が
バラバラになった女性。
などが挙げられる。
その姿も様々で、
旧日本軍の負傷兵、
両足を失った女性、
ケロイドだらけの女性、
などのパターンがある。
また、
ほぼ共通の特徴として、
その話を聞いた人間の
元に現れる。
現れた時の対処法も様々だ。
1、
「手をよこせ」と言われたら、
「今使ってます」。
2、
「足をよこせ」と言われたら、
「今必要です」。
3、
「その話を誰から聞いた」と聞かれたら、
「カシマさん」。
続いて、
「カは仮面(火事)のカ、
シは死のシ、
マは魔のマ、
レイは霊のレイ、
コは事故のコ」
と唱えると助かる、
という例がある。
ただしこれも様々で、
自分の脚の場所を聞いてくる
パターンも存在する。
あの「テケテケ」の正体として、
語られることもある。
(終)