話せない夫の代弁をする妻
危篤状態になった患者さん、
既に意識はなく家族が集まった。
しかし小康状態となり、奥さんだけ残って
看病をしていたそうです。
まだ容態は予断を許さない状態で、
医師は付ききりで様子を見ていたのですが。
「今まで本当にありがとうございました。
主人がお礼に腕時計を差し上げたいと
申しております。
失礼かと思いますがお受け取りください」
と意識が戻らぬ患者の奥さんが
突然言い出したので、
疑問に思っているとその患者さんは、
突然心停止したそうです。
大慌てで蘇生処置をしたそうですが、
結局亡くなってしまいました。
奥さんは落ち着いてベッドの傍らの
引き出しからご主人の腕時計を取り出すと、
「主人が早く差し上げてくれと
申しましたので・・・」
と、そのお医者さんに時計を差し出したので、
大変驚いたと言うことです。
(終)
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