やっぱり旦那だったよなぁと今も不思議に思う
昨日の話です。
仕事帰りにコンビニに寄って雑誌を選んでいると、窓の外を旦那が自転車で通過した。
凄い速さだったけれど、黄色いマフラーとモッズコート、それに青のニット帽子で旦那に間違いなかった。
今日は残業が無かったのか?私も早く帰るか、とコンビニを出て早歩きで家に向かった。
何分か歩いたところで、後ろから気配を感じて振り返ると、また凄い速さで旦那が横を自転車で通り過ぎた。
俯いていて顔は確認出来なかったけれど、後ろ姿が間違いなかった。
私に気が付かなかったのかよ!?と携帯に電話すると、『は?まだ会社だけど?』とか言うので、「いやいやいや!あれ?人違いかな・・・」なんて話していると、今度は正面から凄い速さで旦那が自転車で素通りしていった。
今度は、ちゃんと顔を見た。
旦那だった。
無表情でこっちを見ながら素通りしていった。
「今、通っていった!アンタだった!」
『いや、まだ会社だってば!怖いから!怖いから変なこと言うな!』
旦那が泣きそうだったので、「とりあえず家に帰るね」と言って電話を切った。
家に着くと、鍵も掛かっていたし特に変わった様子もなく、それから2時間後くらいに旦那が自転車で帰宅した。
血相を変えて帰って来た旦那を見ると、黄色いマフラーとモッズコートと青のニット帽子の格好だった。
さっきのあれはやっぱり旦那だったよなぁ・・・と今も不思議に思っています。
(終)