太平洋海上での無線記録
これは、
アメリカ海軍とカナダ当局との
間で交わされた、
実際の無線の記録である。
カ「衝突の危険あり、
貴艦の針路を15度南に
変更されたし」
米「衝突の恐れあり、
そちらの針路を15度北に
変更されよ」
カ「出来ない。
衝突の恐れあり、
そちらの針路を15度南へ
変更せよ」
米「こちらアメリカ海軍の
軍艦の艦長である。
もう一度繰り返す、
そちらの針路を変更せよ」
カ「ノー、それは不可能だ。
もう一度繰り返す、
貴艦の針路を変更せよ」
米「こちらはアメリカ海軍。
太平洋艦隊最大級の航空母艦、
エンタープライズである。
我々は駆逐艦8隻、
巡洋艦4隻と、
多数の艦船を従えている。
我々はそちらの針路を15度北に
変更するよう要求する。
もう一度繰り返す。
そちらが15度北に変進せよ。
我々の要求が
受け入れられなければ、
艦の安全のために対抗措置を
取る用意がある」
カ「エンタープライズ、
こちら灯台である、どうぞ」
(終)
解説
怖いというか、
面白い話でもある。
エンタープライズが船だと思って
針路変更するように言っていた相手は、
灯台であった。
とはいえ、
このまま直進すれば、
ぶつかって沈没してしまう。
これは草
いや、いくら何でも海図見ればわかるじゃろ・・・
と思って調べたら、The Light house jokesという話ですな。米海軍の公式声明は
The following is being transmitted around the Internet as an event that really took place, but it never happened. It is simply an old joke like those found in popular magazines.
以下は、本当に起こった出来事としてインターネット界隈で言い伝えられています、しかしこれは実際に起こった事件ではありません。 よく有名な雑誌で特集されるような、単なるジョークの類です。