人の生きざまは身体に出てくる
これは、あるネットゲームで怪談大会をした時にその主催の人が語っていた話。
人間というものは生きていると、その生きざまが身体に出てくることがある。
例えば、意地の悪い人は意地の悪い顔つきになり、怒りっぽい人は怒りっぽい顔になるとよく言うが、その通りだと思う。
特に『手』というのは嘘がつけないもので、職人さんの手はやはり仕事が染み付いた立派な手をしている。
うちの近くにある古武道の師範の手は、分厚く立派なものだった。
その師範が自分の手の一部を指して、こう言う。
「人を殺めたもんにはこういうのが出てくる。戦争の時に出来たが、まだ消えへん」
そんな事があるのだろうか?と思っていたが、うちの爺ちゃんが死んだ時に手を見てみると、それと同じ特徴があった。
爺ちゃんも戦争に行った人なので、あの世代の方々はそういう事を抱えて生きてこられたのだと、しみじみ思った。
その特徴については、残念ながらここでは教えられない。
何故かって?
分かり難いというのもあるが、オフ会でお会いした時に私が困るので。
(終)
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