エレベーターの中にいた見えない同乗者
これは、ビルの警備員をしている知り合いから聞いた話。
その日、彼はビルの最上階の見回りを終えると、エレベーターに乗り込んで1階のボタンを押した。
同時に1階のボタンが点灯し、ドアが閉まる。
しかし、数秒後に4階のボタンが点灯したそうだ。
彼は4階でエレベーターの下ボタンを押した人がいたのだと思い、早く帰るように忠告しようとした。
そしてエレベーターは4階で止まり、ドアが開く。
誰かが乗ってくるのかと思ったが、そこには誰もいなかった。
彼は気味が悪くなり、そのまま帰ることにした。
だが、1階に到着してから彼は気づいたそうだ。
そう、「何かが4階で降りて行った」のだと・・・。
(終)
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