息子から「ちょっと怖い話して」と言われ・・・
これは、無意識にまずいことをしてしまったかもしれない話。
俺には小学生の息子がいて、夜は寝かしつけに絵本を読んだり適当に作り話をする。※以下、息子の名前を仮に加藤マモルとする
ある時、マモルが「ちょっと怖い話して」と言うので、俺は少し考えてから話した。
「朝になるとマモル君は起きるよね?同じように、夜になるとオバケは起きて遊び始めるんだ」
オバケがふらふらと家にやってきて寝てない子を探す、というような話で進めることに。
「今日はどこの家を驚かそうかなー」
「お、ここにしよう。なになに、加藤って家だな」
『え?もしかしてウチ?』
「おじゃましまーす。お、この部屋には犬がいるぞ」
『はなちゃんだ!』
「こっちの部屋はなんだろうな?お、誰かいそうだな」
『じじとばばかな?』
そんな感じで家の中をオバケが見て回って、最後に寝室に来るまでに寝なきゃね、という感じにしようと思っていた。
「よし、1階は見終わったな。次は2階に移動するぞー」
いつの間にかマモルは目を瞑って、完全にオバケ視点で話を聞いていた。
そのまま寝るかな?と思って話を続けていたが、2階の子供の遊ぶ部屋に入った時に、マモルがこんなことを言い出した。
『あれ?クローゼットの中に赤い服の子がいるね』
そこで俺は、あれ?これってもしかして、家の中を想像して家族以外が見えたら・・・という霊感診断のやつ?と気づいた。
無理矢理に話を終わらせて寝かしたのだが、無意識にまずいことをしてしまったかなと思った。
それに、最近マモルがその部屋で誰かと喋っているようなのだ。
霊感診断|参考
こんな方法で、“自分に霊感があるかどうかがわかる”という。
頭の中で、自分の家の自分の部屋にいるイメージを思い浮かべて、そしてそこから順番に全部の部屋と場所を覗いて回って行く。
最後は玄関へ。
もしその途中で、どこかの部屋や場所で自分以外の誰かに会ったなら、あなたは霊感が強くて、見える時には見えてしまう体質なのだとか。
(終)