怖 142巻（全20話）

  これは、亡き祖父の話。   数年前のお盆のこと、祖父の墓参りのために祖母宅へ、子供２人を連れて前日から遊びに行った。   祖母宅は、祖母と従弟の２人暮らし。   うちの祖母は元・・・

「泥棒か？幽霊か？祖父の予兆」の続きを読む

  これは、私が子供の頃に住んでいた『家』の話。   祖父は転勤族だったが、やっと落ち着けるということで家を建てた。   そこは風光明媚で有名な場所の近くにあり、目と鼻の先が湖畔。※風光明媚・・・

「仏壇の影に隠された過去」の続きを読む

  先日のある夜、私は遅くまで外で飲んでいた。   ２４時を過ぎた頃、そろそろ帰ろうと思い、タクシー乗り場まで歩いて行った。   家のある場所を指定し、車が走り出すのを確認すると、ついウトウ・・・

「連続する謎めいた出会い」の続きを読む

  そのアパートは部屋数が１２室あり、そこそこ綺麗にもかかわらず、住人は私を含めて４人しかいない。   と言うのも、『出る』と噂があるから。   けれど、噂は噂。   ６年住んでい・・・

「綺麗なのに住人が少ないアパートの噂と怪」の続きを読む

  これは、タクシーの運転手をしている香川さんの体験話。※仮名   ある夜遅く、客を探して走っていると、手を上げている若い女性が見えた。   （こんな夜遅くに女性が一人で危ないなぁ） &nb・・・

「夜遅くに乗せた奇妙な女性客」の続きを読む

  これは、後味の悪い体験をした話。   社会人になったばかりの頃、営業先から会社へ戻るためにバス停で並んでいた。   すると、バイオリンケースを持った４～５歳ぐらいの女の子と母親がやってき・・・

「幼女との偶然の出会いが招いたトラブル」の続きを読む

  これは、私が子供だった頃の話。   うちの家の和室には、観音開きの扉がある。   それを開くと半畳ほどのスペースがあり、そこには亡くなった父方の祖父母の『写真』が飾ってあった。 &nbs・・・

「観音開きの扉を開くとそこには」の続きを読む