その言葉の意味が分からなければ呪い死する
※この話を読むと呪われると言われています
私が中学生だった昔、山岳部に入っている頃に聞かされた山の怪談を、なぜか今頃ふっと思い出した。
それは“人形”と“『ものはこそ』”というキーワードが出てくる因縁話だったと思うのだけれど、細部などは詳しく憶えていない。
誰か知っている方がおられたら、ぜひ詳しく教えてほしい。
中途半端な情報で申し訳ない。
なにせ大会中に他校のテントで聞かされたもので・・・。
上記の質問にあった返答
もう20年近く前になるが、何か聞いたことがある。
それによると、ある人が一人でキャンプをしている時、夜中にテントの外で音がする。
何事か?と思って外の様子をうかがうと、『おかっぱ頭の和人形』がテントの周りをトコトコと廻っていたそうな。
そしてその人形は「ものはこそ」という言葉を残して、闇の中へ消えていった。
それから後がよく覚えていないが、なんでもこの言葉は京都のある場所に関係のある言葉らしく、意味が分かれば人形の由来もすぐ分かるとか、分からなければ呪いにかかわったということで死んでしまうとか、そういう感じの話だった。
もし意味が分からなくても、この話を他人に聞かせることで呪いの力が薄れるとかで、「それでこうやって皆に話しているんだ」と、話をしてくれた大学生は言っていた。
どこかで聞いたようなエピソードの融合体のような気もするし、年代から考えてみると、今の幾つかの怪談の母体となったのかもしれない。
あくまでも想像だが。
(終)