近くを通る事がある際はご注意を
近所にいる元国鉄マンだった爺さんに聞いた話。
山陽本線『瀬野八』の某トンネルを抜けた所には慰霊碑がある。
※瀬野八(せのはち)
瀬野八とは、JR西日本山陽本線瀬野駅~八本松駅間の通称。峠としての正式名称は大山峠。
実はこの場所、戦時中に軍用列車が暴走し、兵隊さんや軍馬が多数死傷する事故があったそうな。
それ以来、その付近での列車の故障がよく起こる。
また路線に併走する国道では、死亡事故がよく起こる。
その爺さんが働いている時は、何か連絡が入ると「ああ、またあそこで出たか」とよく言っていたらしい。
それに、あの辺りは人家から離れていることもあり、夜になると救援待ちの運転士は真っ暗の中を一人で待つ羽目になるのだが、その時に「馬の嘶(いなな)きを聞いた」とか、「人影に囲まれた」とも聞いたそうな。
最近でも、「ATSのケーブルを動物がかじった」だとか、「落ち葉で空転した」とかで、貨物列車がよく立ち往生している。
ありきたりの話だが、近くを通る事がある際は、念の為ご注意を。
(終)
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