蛍 4/4
次の日の朝。 起きると、テントの中に残っているのは 僕が最後だった。 外に出ると、 Sは河原の石に座って釣りを、 Kは底が硝子になっている バケツを川に浮かべ、 網・・・
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次の日の朝。 起きると、テントの中に残っているのは 僕が最後だった。 外に出ると、 Sは河原の石に座って釣りを、 Kは底が硝子になっている バケツを川に浮かべ、 網・・・
つまり、Kはこう言いたいのだ。 僕「・・・つまり、 大量発生するその光は、 ホタルじゃないかもしれない、 ってこと?」 K「おうおうおう!何だ、 察しがいいじゃねー・・・
たき火の火に誘われてか、 小さな虫たちがテントの周りに 集まって来ていた。 蠅を一回りでかくしたような虫に、 腕や足などを何箇所か噛まれて痒い。 K「テジロちゃんだな」 &nbs・・・
八月。 開いた窓から吹き込んでくる風と共に、 微かに蝉の鳴き声が聞こえる。 時計は午後六時を回ったところ。 陽はそろそろ沈む準備を始め、 ラジオから流れてくる天気予・・・
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