ドッペルゲンガーに会うと死んでしまう事の正体
『ドッペルゲンガー』の正体について、こんな説がある。
誰でも真っ暗な中で見えなくても、自分の手足が今どこにあるかは把握できるだろう。
しかし、「ドッペルゲンガーに会った」と言った後に亡くなった人達を解剖すると、“脳に腫瘍が出来ている”そうな。
自分の体の位置を把握する機能を司る脳の部分に。
※ドッペルゲンガー|参考
自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象である。自分とそっくりの姿をした分身。第2の自我、生霊の類。同じ人物が同時に別の場所(複数の場合もある)に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。(Wikipediaより引用)
脳のエラーや異常か?
つまり、脳の体の位置把握を司る部分に腫瘍が出来ると、自分の体の位置把握能力に障害が起きる。
それが原因で、自分の実在する位置とは異なる場所に『自分がいる』と感じてしまう。
これが自分以外に自分が存在する、自分のドッペルゲンガーと会った体験の正体だという。
その後、脳の機能に障害を及ぼす程に大きくなった腫瘍が原因で死に至る。
これらの経緯が『自分のドッペルゲンガーに会ってしまうと死ぬ』と言われている正体だ。
ただ、これがどこまで検証された説なのかは分からない。
件の説に非常に近い、ある人物の体験談を紹介する。
うちの従兄は脳に腫瘍があり、今まで二度手術をしている。
当初は車の運転中の居眠りによっての自損事故とされた。
なぜなら、それ以前から仕事中に居眠りをすることもあり、疲れがたまった居眠り運転とされたからだ。
しかし、二度目に同じ事故を起こして運び込まれた病院で「二度はおかしい」ということで、詳しく検査をしたところ脳腫瘍が発覚した。
ただ、「場所が悪くて完全に取り除くのは難しく、再発の可能性が高い」と言われたそうな。
その後、しばらくして法事で田舎に帰ったが、その従兄に具合を聞くと、「居眠りはしないのだが・・・」と言いながら話してくれたのが『自分を車で轢いた』体験だった。
曰く、車を運転している時、目の前に自分が突然現れて轢いてしまったという。
急いで車から降りて痕跡を探したが、何も無い。
幻覚でも見たのか?と思ったが、家の中に入ると自分が立っているという幻覚を見たり、自分から電話がかかってきたりということを繰り返していたので、病院を受診してみると脳腫瘍が再発していた。
法事の後に二度目の手術をする予定、ということだった。
余談だが、この時期の従兄は驚くほど太っていて、後に脳の腫瘍がホルモンを司る部分を圧迫していて、その影響で太っていたことが発覚した。
腫瘍を取り去った後、食事療法等をしなくても自然と痩せていった。
腫瘍だけではなく、何らかの脳のエラーや異常でこういうことは起きるのだろう。
過去にあった強姦事件の容疑者犯人も、「事故で頭を強く打った後に性格が豹変した」という話もある。
それに、大量殺人を行った人の脳に異常が見られる確率が高い、という話もある。
視覚、聴覚、意識、ホルモン(体型)だけではなく、性格や性欲まで脳で作られているため、脳腫瘍というのは本当に怖い病気だ。
(終)