踊っていた一つの影

夜、友達と集まって

怪談話やり合ってたんだ。

 

百物語とかっていう。

 

部屋を暗くして、

ロウソク点けてさ。

 

なんか雰囲気だけでも

出そうと思ってね。

 

それで8人集まって

やってたんだけど、

 

俺の番になったんだ。

4番目くらいだったかな。

 

舞台は無いけど

前の方に行ってさ、

 

みんなの方を見て、

話し始めたんだ。

 

内容は、どこかの怪談本から

そのまま後拝借。

 

情けないけど、

ネタが無かったんだよね。

 

それで、

話が中盤辺りまで来た頃。

 

みんな黙って静かに聞いてるのに、

 

一つだけ壁に映った影が

踊りを踊ってるんだ。

 

ロウソクの火が揺れるから

影だって揺れるだろうけど、

 

他の影は静かに揺れてるだけなんだ。

 

問題の一つだけが立っていて、

 

踊るみたいに激しく手を振って

動いてるの。

 

俺、ゾッとしちゃってさ。

 

シドロモドロし始めちゃったら

他の一人も気が付いて、

 

大騒ぎになっちゃったの。

 

みんなで外に逃げちゃってさ。

 

ファミレスで時間潰して戻ったら、

影は居なくなってた。

 

なんだったんだろうね。

 

(終)

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