怖 62巻（全20話）

  その家には父と母と娘と、 一人の家政婦が暮らしていた。   両親は一年の三分の一を留守にするほど、 仕事に忙しかった。   娘の相手さえ出来ないほどに。   その代償として、 ・・・

「皆に愛されたかった無知な娘の思いつき」の続きを読む

  10年以上も昔に、 進研ゼミの読者投稿欄にあった話。   『怖い夢を自在に見る方法』   というタイトルが目に止まった。   『その方法とは、   怖い夢を見たいと念・・・

「怖い夢を自在に見る方法」の続きを読む

  私が中学生の時の音楽のM先生は、 若くて小柄でさっぱりした感じの女性だった。   臨時採用だったのか、 半年くらいしかいなかったけれど、   授業中に時々怖い話をしてくれた。 &nbsp・・・

「校内に漂う謎のちくわ臭」の続きを読む

  ピアノ弾きだった、 音大の友人に聞いた話。   友人は練習のために 大学の練習部屋に来たんだけど、   割り当てられた時間より、 少し早く来てしまった。   ドアのガラス窓の隙・・・

「音大に通う友人が体験した話」の続きを読む

  二度目。   その翌週の金曜日。   またもや帰宅が遅くなった孝史は、   先週の事を思い出しながら 車を走らせていた。   あぁ、この先のバス停で･･･ と思った時・・・

「金曜日の夜にバス停で待つ女 2/2」の続きを読む

  これは、友人から聞いた話。   日付や名前はフィクションという事で 聞き流してもらいたい。   一度目。   雨の金曜日。   彼はいつものように仕事帰りの道を 愛車・・・

「金曜日の夜にバス停で待つ女 1/2」の続きを読む

  蛇神様が死ぬほど怖いんだ。   かつて俺は、 蛇神様の社で祈った。   同じクラスのKとS、 そしてHの3人の死を。   俺を執拗に脅し、 殴り、蹴り、辱しめる、  ・・・

「蛇神様に祈った3人の死」の続きを読む