怖 106巻（全20話）（3 / 3ページ）

  これは、じいちゃんが体調を崩して入院した時の話。   検査の結果、肺に影があり、癌の可能性が高いけれど血液の数値は悪くなく、内視鏡でも癌細胞は見つからなかった。   しかし、じいちゃんは・・・

「俺を一人にするとタヌキが来る」の続きを読む

  俺の祖母は、毎日朝早くに一人で散歩に行く習慣がある。   そして、その時には必ず『双眼鏡』を持って行くのだ。   その理由を尋ねた時に、こんな話をしてくれた。 スポンサーリンク 山の間に・・・

「散歩の時に双眼鏡を持って行くワケ」の続きを読む

  この話は母から聞いた話で、母は祖母から聞いたと言っておりました。   北海道のとある町の、戦前か戦後、この頃のことだそうです。   当時は物資が少なく、布団を買うにも新品を手に入れるのは・・・

「中古品には十分気を付けましょう」の続きを読む

  俺は昔から、ずっと夢で見る光景がある。   橋の向こうに一本道がある。   その向こうには古い神社。   歩くと足元の砂利が気持ち良い音を立てる。   木で出来た鳥居・・・

「昔からずっと夢で見る光景」の続きを読む

  これは、俺が小学生だった頃にあった話。   俺の地元には、子供たちが『ゴコクサン』と呼んでいる小さな山があった。   ゴコクサンの山頂は、ちょいちょい山火事があるせいで高い木が一本もなく・・・

「ゴコクサンと呼ばれる小さな山にて」の続きを読む

  これは１０年以上も前のことになるが、某食品関係の工場に勤めていた時の話。   ある日の昼休み、パートのおばちゃんの佐藤さんが、「ねぇ、渡辺さんの帽子の後ろから髪の毛みたいなのが見えてない？」と言い・・・

「あるはずのない長い髪の毛が見える」の続きを読む