姦姦唾螺 7/7
伯父「お母さん、 どれだけやばいものかは 何となくわかったでしょう。 さっきも言いましたが、 棒を動かしてさえいなければ、 何とかなりました。しかし、 今回はだめでしょうな」 B母「お願いします。 何とかし・・・
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姦姦唾螺 (一覧)
伯父「お母さん、 どれだけやばいものかは 何となくわかったでしょう。 さっきも言いましたが、 棒を動かしてさえいなければ、 何とかなりました。しかし、 今回はだめでしょうな」 B母「お願いします。 何とかし・・・
すると、おっさんは身を引いてため息をつき、 Bのお母さんに言った。 伯父「お母さん、残念ですがね、 息子さんはもうどうにもならんでしょう。 わしは詳しく聞いてなかったが、 あの症状なら他の原因も考えられる。・・・
一度、お母さんのとこに戻ると、 さっきとはうって変わって、 静かな口調で聞かれた。 B母「あそこで何をしたのか 話してちょうだい。それで全部わかるの。 昨夜、あそこで何をしたの?」 何を聞きた・・・
山への方角にずらっと続く 柵を伝った先、しかも、 こっち側にあいつが張り付いていた。 顔だけかと思ったそれは、 裸で上半身のみ、 右腕左腕が三本ずつあった。 それらで器用に綱と有刺鉄線を掴んで・・・
オレ「お前の親父が言ってたの、 たぶんこれの事だろ」 A「暴れるとか無理。明らかにやばいだろ」 だが、Bは強気な姿勢を崩さなかった。 B「別に悪いもんとは限らねえだろ。 とりあえ・・・
何かひんやりした空気を、 感じずにはいられなかった。 周囲に、オレ達が持つ以外の光はない。 月は出てるが木々に遮られ、 ほとんど意味はなかった。 懐中電灯つけてんだから、こっちの・・・
小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、 特に仲の良かったAとBと三人で 毎日バカやって、荒れた生活してたんだわ。 オレとAは、家族にもまるっきり 見放されてたんだが、Bは お母さんだけは必ず構ってくれてた。 ・・・
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