4日連続で同じ夢を見た
同じ夢を4日連続で見た。
1日目は駅舎の夢だった。
その駅舎は田舎駅で周りには何もない。
しかし地下は深く、地下鉄の構内独特の
黒ずんだ汚れがあり、異常な数のシャワー室があった。
その風貌は、どこかサイレントヒルを思わせる感じだったが、
不思議と嫌な感じはしなかった。
むしろ懐かしい感じがした。
地上に出ると、
売店のばあさんが何かを売っていた。
俺は田舎独特の単線電車に乗り込んだが、
なかなか発車しなかった。
俺は直感で、
この電車は発車しないなと気付いた。
2日目は、
その電車に揺られる夢だった。
どこに行くでもなく、ただその車両に1人、
俺は揺られていた。
3日目も同じような感じだったが、
同乗者がいた。
そして、4日目。
電車の中には複数の乗客がいた。
何やら黒ずんだ謎の存在がリストを片手に、
乗客を「順番」に殺して回っていた。
幸い、俺が殺される3人前くらいのところで目が覚め、
「運が良かったな」、「次はお前だ」などといった、
幻聴も聞こえなかった。
しかし、その日を境に妙な気配に
つきまとわれるようになった。
そして、妙な事件が起こったのだが
またそれは別の話・・・。
(終)
いや、言えよ
別の話とは