見えない何かに引っ張られる

迫る手

 

これは、私が小学2~3年生の時だったと思う。

 

いつもの帰宅道と違う方向に、なぜか足がふらふらと進んでしまうことがあった。

 

いつもは通らない道に引っ張られるように・・・。

 

さらには、ある場所辺りから車道の中央に向かってふらふらと引っ張られた。

 

偶然にも車は通らなかったので、その日は何事もなく帰宅できた。

 

しかし次の日も全く同じように引っ張られ、その道に足がふらふらと行ってしまう。

 

その日は、私の少し前を同じ位の年齢の子が歩いていた。

 

やっぱりその子も同じように何かに引っ張られていたと思うけれど、車道の中央に向かって進んで行き、車にはねられてしまった。

 

人が車にはねられるのを見たのはそれが最初で最後だけれど、その子はエビのように反り返り、数メートルも飛ばされてコンクリートの地面に叩き付けられた。

 

近くにいた大人の女性がそれを見ていて、救急車を呼んでいた。

 

そのすぐ後、私もやっぱり車道の中央に引っ張られた。

 

それを見たその女性が追いかけて引っ張ってくれて私は助かった。

 

次の日からはすっかり憑き物が落ちた感じになり、その車道に引っ張られることはなくなった。

 

もしかすると、あれが『地縛霊』なのかなと思う。

 

※地縛霊(じばくれい)

自分が死んだことを受け入れられなかったり、自分が死んだことを理解できなかったりして、死亡した時にいた土地や建物などから離れずにいるとされる霊のこと。(Wikipediaより)

 

(終)

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