いつも君を見てるから

パソコンを買った当初、

私は一日中ネットに興じていました。

 

私がパソコンの液晶モニターと

にらめっこしていると、

 

背後からから誰かに見られている

ような気配を感じました。

 

しかし、

 

後ろを振り返っても

誰もいない。

 

気のせいだと思って、

再びパソコンに興じ始めました。

 

午前2時も回り、

 

そろそろ寝ようかと思って

パソコンの電源を落としました。

 

電源が落ちて黒くなった

液晶の画面の埃が、

 

指ですり取られていた。

 

そう、それは雨の日の

曇りガラスに文字を描く様に、

 

「いつも君を見てるから」

 

・・・と。

 

(終)

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