塀の穴を覗くとそこには

俺の住んでいるところは田舎です。

 

高2の夏ぐらい、

 

彼女が住んでいるマンションの下で

待ち合わせをしていました。

 

なかなか来ないなぁ

って思って時計を見たら、

 

夜10時ぐらいになってました。

 

その時です。

 

俺はブロック塀を背に

座ってたんですが・・・。

 

そのブロック塀の後ろで、

 

ぼそぼそと話し声らしきものが

聞こえてきました。

 

ブロック塀の下辺りには

穴が開いていて、

 

そこからなんだろなぁって、

覗き込んでみました。

 

すると、

 

塀の向こうからも坊主の子供が

こちらを覗き込んでいました。

 

その子との顔の距離、

約30センチ。

 

しかも、その子は

白目を剥いていました。

 

塀の向こうは川になっていて、

 

人が立っていられるほど

浅くありません。

 

俺はそのまま意識を失い、

その後来た彼女に起こされました。

 

(終)

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