ゴルゴ13の最終回
1968年の11月から連載を
続けている「ゴルゴ13」。
単行本も140巻を超え、
いまだに終わりを見せる
気配がない。
あの元首相、麻生太郎氏の
愛読書でもあり、
「これほど世界情勢に触れた
漫画はない」
と絶賛している。
だが、
ゴルゴ13は当初10回程度で
終わらせる作品だったので、
最終回の原稿は
既に書かれており、
今も、さいとうプロの金庫に
眠っているという。
ゴルゴ13の最終回には
この原稿を使い、
感動のラストを飾るのだ。
毎回、死と紙一重の修羅場を
潜り抜けているにも関わらず、
これほど終わりの見えない
漫画も珍しい、ゴルゴ13。
さて、ファンの間で
まことしやかに囁かれている
「金庫の中の最終回」
は、本当なのだろうか?
実は作者である「さいとうたかを」が
ラジオにて、
「最終回の内容はもちろん、
コマ割りやラストシーンまで
しっかり覚えている」
との発言をしたことがある。
しかし、
まだ執筆はされていない。
過去に「トゥナイト2」という
深夜番組が、
さいとうたかをにしつこく、
「最終回について教えてください」
と頼んだが、
決して教えなかった。
最終回の内容を知っているのは、
さいとうプロの古くからの
アシスタント1~2名、
だけだそうだ。
(終)