ドラえもんの最終回
ドラえもんといえば、
老若男女みんなが知っている
ネコ型ロボットのお話。
この作品にまつわる
最終回の都市伝説が、
一時期、チェーンメールで
回っていたことがある。
その内容とは・・・
ある日、
のび太は外で遊んでいた。
すると、
車が急に飛び出してきて、
のび太は事故に遭ってしまう。
入院先の病院では、
パパとママが泣いている。
それもそのはず。
のび太は事故により、
植物人間一歩手前の状態で、
なんとか生きながらえていたのだ。
医者からは、
「手術をしても一生植物人間を
覚悟してください」
と告げられ、
両親はさらなる悲しみに
打ちひしがれる。
その夜、
誰もいなくなった病室に、
ドラえもんがやって来る。
意識がないはずののび太に、
ドラえもんはある質問をする。
「のび太くん、のび太くんは
どこに行きたい?」
と聞くドラえもん。
すると、
意識がないはずののび太が
笑ったように見えた。
そうするとドラえもんは、
ポケットからどこでもドアを出し、
「わかったよ。
のび太くんの好きなところへ
行こうね」
と言い、ドアを開いた。
ドアの中には、
綺麗なチョウチョや見たこともない
花畑が広がっていた。
ドラえもんは、
動かないのび太をおぶって
ドアの中へ入っていく・・・。
残されたのは、
空っぽのベッドと、
静寂に包まれた病室だけだった。
そう、
のび太とドラえもんが向かった先は、
天国だったのだ。
(終)