別世界へ行ける手まり唄 4/4
その瞬間、 せきを切った様に走り出していた。 そうだ。 あんたがたどこさ。 そうだった。 僕は走る。 誰も居ない学校に向かって。 走りながら呟く。 「あんたがたどこ・・・
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その瞬間、 せきを切った様に走り出していた。 そうだ。 あんたがたどこさ。 そうだった。 僕は走る。 誰も居ない学校に向かって。 走りながら呟く。 「あんたがたどこ・・・
小学校の入口に目を向けた僕は、 『それ』に気がついて、ぎょっとする。 発作的に走り出していた。 学校の外には車が停めてあったが、 鍵は持っていない。 それよりも、この小学校は 山を少し上った位・・・
Kの説明によると、 田んぼの田の形に区切られた 四つのスペースの内、 まず二人がそれぞれ左ナナメに 相手が居る様にして立つ。 それから目をつむり、 暗闇の中で『あんたがたどこさ』 を唄いながら・・・
深夜十一時。 僕と友人のKは、 今はもう使われていない とある山奥の小学校にいた。 校庭。 グラウンドには雑草が生え、 赤錆びた鉄棒やジャングルジム、 そしてシーソー。 現在は危・・・
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