「2020年6月」の記事一覧（3 / 5ページ）

  これは、知り合いの話。   彼女が夏祭りに出かけたある夜のこと。   屋台を冷やかしていると、「ママ」と呼ぶ声が耳に届いた。   娘の声だ。   彼女を呼んでいる。 ・・・

「あれ以来、夏祭りが恐ろしく感じる」の続きを読む

  医療とは、生と死の狭間。   とりわけ病院にまつわる怪異の数は知れず･･･。   このお話は残念ながら病院が舞台ではございません。   病院の傍に佇む『町の薬局』にて起きた出来・・・

「病院の傍に佇んでいる町の薬局にて」の続きを読む

  これは、編み物が好きだった祖母にまつわる不思議な話。   それは趣味の領域を出ないものだったけれど、私は祖母の作ってくれた服が大好きだった。   祖母が亡くなる前の年、私に『手袋』をくれ・・・

「亡くなった祖母が作ってくれた手袋」の続きを読む

  これは、友人の祖母の話。   食事の半分は自給自足をしている田舎暮らしの人なので、漬物や干し野菜など、保存食をよく作るそうだ。   けれど、一つだけ作らないものがある。   そ・・・

「作った保存食が失敗するのは縁起が悪い」の続きを読む

  これは、公共機関の市が結果的に認めた不思議な現象の話。   ある週末、夜景を見るために彼女を助手席に乗せて山へドライブに行った。   彼女がいることから、よく知っているコースを選んだ。 ・・・

「あそこは駐車しちゃいけないんですよ」の続きを読む

  これは、新宿駅の中央線プラットホームで電車を待っていた時の話。   突然、後ろから肩を叩かれて振り返ると、３０代くらいのサラリーマンが立っていた。   しかし、目が合ってもその男は黙って・・・

「新宿駅のプラットホームでの怪奇」の続きを読む

  俺のじいちゃんは漁師だった。   １０歳の時から船に乗り、家族の反対を押し切って８０歳まで現役を続けた生粋の海の男だ。   これは、そんなじいちゃんから聞いた話。   夜に沖へ・・・

「俺の船は幽霊のタクシー代わりだったわけだ」の続きを読む