怖 125巻（全20話）

  これは、もう三十年も前のことになる。   その日、私は大学受験のために東京へ出てきた。   宿泊先は池袋にあるビジネスホテルのかなり上層の部屋。   その部屋は、転落事故あるい・・・

「とあるビジネスホテル上層部屋の窓の怪」の続きを読む

  これは、『縁切り』にまつわる友人の体験話。   彼女はかつて、質（たち）の悪い男に付きまとわれていた。   結婚まで考えた相手だったが、同棲し始めた途端、暴力を振るうようになったのだ。 ・・・

「縁切りを神様の力に頼った結果」の続きを読む

  これは、職場の同僚から聞いた話です。   彼は渓流釣りを趣味としており、休日には穴場を探して山に入るそうです。   ある秋のこと、渓流を探して山に入っていたはずなのですが、紅葉が綺麗なの・・・

「釣れた魚を焼いていると･･･」の続きを読む

  これは、まだ僕が子供だった２０年ほど前の話。   引っ越す前の土地は、至る所に『原っぱ』があった。   ある日、友達数人と戦隊ごっこなんかして色んな所で遊んでいる時に、転んだ拍子で友達の・・・

「原っぱに埋められていた恐ろしいもの」の続きを読む

  これは、俺が高校生の頃の話。   仲の良い女の子から、「期末試験の勉強をうちで一緒にしようよ」と誘われました。   その日は土曜で、学校は半日で終わりだった。   その子の両親・・・

「異性のクラスメイトに誘われて」の続きを読む

  これは、知り合いから聞いた話。   彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。   その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。   「南の・・・

「人が死ねば生まれた村で埋葬する慣わし」の続きを読む

  これは、去年の夏頃に体験した話。   大学から帰宅し、待っていた猫と一緒に２階の自室に入った。   すぐにパソコンとエアコンを起動する。   パソコンが立ち上がるまで３分近くか・・・

「自室のパソコンの前に誰か座っている」の続きを読む