轢き逃げされた女の子

もう随分前のことなんですけど、

 

夜中に凄く目が冴えて、

起きたことがありました。

 

普段は聞かないラジオをつけたら、

 

松任谷由美がDJをやってた

番組が流れたんです。

 

突然、

ラジオの音が切れたんです。

 

時計を見たら、

午前1:57だったかな?

 

その直後に、

 

表の道路で車の急ブレーキの

音がして、追突音。

 

すぐに車が走り去る音が

聞こえました。

 

3分くらいして、

 

女の子の泣き声が聞こえたんで

道路に行ってみたら・・・

 

原付バイクが倒れてて、

 

女の子が道路に投げ出された格好で

倒れていました。

 

大泣きしてる子に、

 

「どうしたの?」

 

って聞いたら・・・。

 

原付ノーヘルで二人乗りしてたら、

 

後ろから小さいトラックが来て

ブチ当たったって言うんです。

 

後ろに乗ってた子が衝突の弾みで

飛ばされちゃったんでしょうね。

 

私が見た時には、

 

「かろうじて生きてる・・・」

 

って感じでした。

 

周りが血の海って表現が

ピッタリの状況でした。

 

すぐに救急車を呼んで、

彼女は運ばれていきました。

 

警察の人が「ひき逃げやなぁ」って、

言ってた記憶があります。

 

救急車で運ばれた子は、ずっと

意識不明が続いていたそうです。

 

事故から3日くらい経った日に、

 

私は仕事の終わるのが遅くなって、

終電で帰って来たんです。

 

事故現場を通りかかったのが、

夜中の1時くらいでした。

 

それぐらいの時間になると、

 

田舎なので道路に車も

殆ど通らないんです。

 

事故現場付近の信号に、

人影があったんです。

 

偶然、私の向かい側から

車が走ってきて、

 

その子がクッキリ見えた・・・

 

15歳くらいの女の子で、

 

赤っぽいブラウスに

ジーンズを履いていました。

 

その子は信号を無視して

車の前を突っ切る形で横断した後、

 

トコトコと歩いて行ったんです。

 

私が信号付近に行って、

彼女が歩いて行った方向を見ると、

 

先が一本道のはずなのに、

彼女がいない・・・。

 

「あれ?変だなぁ。

 

この辺りにあんな年齢の子って

いないのになぁ」

 

って思って

歩き出そうとしたら、

 

道の途中にある、お寺の木戸を

開ける音が聞こえてきました。

 

「あぁ、お寺さんところの

親戚の子かな?」

 

って、あんまり気に留めずに

私は家に帰ったんです。

 

次の日、

 

会社に行こうと歩いてて、

そこのお寺の前を通りかかった時、

 

異常に気付いたんです。

 

お葬式の準備してる・・・。

 

なんかすごく気になったんで

お寺の住職さんに、

 

「誰の葬式?」

 

って聞いてみたら、

 

彼が「ちょっとコッチおいで」って、

中に通してくれました。

 

(住職さんとは近所付き合いしてます)

 

その途端、

全身にトリハダが立ったんです。

 

お葬式される人の

遺影があったんですけど、

 

14~15歳くらいの女の子でした。

 

髪型が、昨夜、

私の見た子に似てる・・・。

 

ボソっと住職さんに言ったら、

 

「え、ちょっと待って、

アンタ霊感強いよね」

 

って言って、

 

その葬儀される子のお兄さんに

会わせてくれたんです。

 

お兄さん、

 

私の小学校の時の

クラスメイトでした。

 

「えー、妹?なんで?

病気だったん?」

 

って聞いたら、

 

「いや、こないだの事故で

アンタが救急車呼んでくれたやろ?

 

あれ、オレの妹やってん」

 

と言って、

 

「ありがとうな」と

言ってくれました。

 

「あいつに会ってやってくれる?」

 

って言われて、

棺を開けてもらったら・・・。

 

私が夜に見た女の子と

同じ服が入ってました。

 

その子が一番気に入ってた

洋服だったそうです。

 

さすがに「夕べ見たよ」、

とは言えなくて。

 

全身トリハダに冷や汗状態で

会社に行ったんですけど、

 

今でもこの話を誰かにすると

寒気がします。

 

死んじゃった妹さん、

 

今でも事故現場に

時々立ってるんです。

 

・・・後日談です。

 

犯人は二ヵ月後に捕まりました。

 

近所の工務店の人

だったみたいです。

 

ひき逃げには気付いてて、

 

一旦車を停車させたそうですが

怖くなって逃げたと自供した、

 

と新聞に載ってました。

 

犯人の家の近所の人が、

 

「あの人、夜中に

凄い悲鳴上げたりして、

 

悲鳴上げた次の日は、

狂ったみたいに車洗ってたなぁ」

 

って。

 

車に付着してた脳みそとか血液が、

何度洗っても落ちなかったそうです。

 

(終)

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