ネット掲示板で見つけた心霊スポットへ 1/2

ビデオテープ

 

俺が高校2年生の時のことです。

 

インターネットの掲示板で、

ある心霊スポットを発見しました。

 

そこの場所をさらに検索してみると、

なんと地元だったんです。

 

yahooで地図を印刷し、

 

クラスの友達4人(A・B・C・D)

を誘い、

 

5人で心霊スポットに

行ってみることにしました。

 

そこへは自転車で

1時間くらいかかり、

 

着いた時は少々

疲れましたが、

 

その心霊スポットの

不気味さのせいか、

 

疲れなんて全く

感じませんでした。

 

そこは木造の古い旅館で、

かなりボロボロでした。

 

しかし、

 

いざ入ってみると

大したことなく、

 

何も出ないし、

何も聞こえなかったです。

 

本当につまらなくて、

 

写真を撮ったり、

 

落ちているビデオテープや

CDを拾ったり、

 

カセットを録音したりして

帰路につきました。

 

帰り道では「つまらなかった!」と、

 

俺はみんなからのバッシングを

受けることになりました。

 

そして次の週、

 

撮った写真や

ビデオを見たり、

 

録音したカセットや

CDを聴いたりするために、

 

Aの家へ集まりました。

 

写真は普通だったし、

 

CDも傷付き過ぎて、

全然再生出来ません。

 

録ったテープも、

俺たちの話し声ばかり。

 

本当につまらなかったです。

 

最後はビデオテープ。

 

みんな、

 

心霊スポットに落ちていた

テープということで、

 

かなり期待しています。

 

Aがビデオデッキの

再生ボタンを押します。

 

『・・・・・・・・・・・・・・』

 

真っ暗な画面からは、

何も聞こえません。

 

そして突然、

 

とあるマンションが

映し出されました。

 

D「んっ!?」

 

「どっかで見たなぁ」

 

A「俺のマンションやないか!」

 

C「お前バカか!(笑)

 

似たマンションなんて

いくらでもあるやろ」

 

画面では、

 

ビデオカメラを持った人物が

マンションの玄関に入り、

 

呼び出しインターホンの

号室番号を押します。

 

3・・・0・・・2・・・・・・

 

A「俺の号室やないか!」

 

Aが叫んだその時、

 

『ピーンポーン』

 

インターホンが鳴ります。

 

みんな脅えた表情で、

顔を見合わせました。

 

B「お前出ろよ!」

 

A「お前が出ろよ!」

 

D「ジャンケンで・・・」

 

そんなこと言っていると、

 

画面の中の人物の前の

自動ドアが開きます。

 

誰かがマンション内から

出てきたのです。

 

管理人でした。

 

しかし、

 

管理人は人物の方を

見ることなく、(気付かず?)

 

マンションの外へ

出て行きます。

 

C「マンションの中に

入って来たぞ・・・」

 

B「ヤバイって・・・」

 

D「A!鍵閉めろ!」

 

画面の中の人物は、

 

エレベータで3階に

やって来ます。

 

その時、

Cが言いました。

 

C「こ・・・これビデオだろ?

 

今の出来事が放送されてる

わけねぇじゃん(笑)

 

しかし、俺はあることに

気付きました。

 

「でも・・日付が・・・」

 

俺がそう言うと、

 

みんなの視線が画面右下の

日付のところへ向きます。

 

みんな一斉に自分の携帯を開き、

日付と時刻を確認します。

 

・・・今日です。

 

しかも、

今現在のことです。

 

A「ギャアアアア!」

 

B「うわぁ!」

 

C「なんなんだよこれ!

先週拾ったやつだろ?!」

 

D「警察呼べよ!」

 

「夢だよなぁ・・・」

 

俺たちは泣きながら

抱き合っていました。

 

本当にあの時は怖かったです。

 

そんな俺たちのことは

お構いなしに、

 

画面の中の人物は、

3階でエレベータから降り、

 

302号室に向かって

ゆっくりと歩いて来ます。

 

そして、

 

302号室の前で

止まり・・・。

 

『ピーンポーン』

『ピーンポーン』

 

2回鳴ります。

 

ここまで確実に来ていました。

 

D「来ちゃったよ・・・」

 

Dがそう言うと、

 

みんなどうする?

と言わんばかりに、

 

顔を見合わせます。

 

C「とりあえず偶然かも知れないし、

玄関まで行って確認しようぜ」

 

Cがそう言うと、

 

みんな立ち上がり、

玄関まで行きます。

 

・・・1分くらい何も出来ずに、

 

玄関の前で立ち尽くす

時間が過ぎました。

 

その間、テレビの画面は

見れていません。

 

そして再び、

 

『ピーンポーン』

『ピーンポーン』

 

みんな、もう泣くだけで、

何も言いません。

 

また、沈黙が10秒くらい

続きます。

 

A「・・・っふ(笑)

意外と親かも?」

 

脅えて泣いている自分を、

 

無理矢理に抑え込んで作った

Aの笑顔が印象的でした。

 

そしてAが一歩踏み出し、

ドアスコープを覗きます。

 

また、10秒くらいの沈黙が

流れます。

 

Aの表情は変わりません。

 

じっとドアスコープを無表情で

覗き込んでいます。

 

そしていきなり表情が

凍りつきました。

 

横から見ていた俺が感じるに、

かなり恐怖の表情でした。

 

A「・・・・・・そ・・そういう

わけだったんね」

 

そう言うと、

Aは部屋に戻りました。

 

他のみんなは、

ただ唖然としています。

 

(続く)ネット掲示板で見つけた心霊スポットへ 2/2へ

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