ネット掲示板で見つけた心霊スポットへ 2/2

ビデオテープ

 

C「なっ、何がだよ!」

 

B「えっ、誰やったん?」

 

D「親なん?」

 

みんなが聞いても、

Aは無視でした。

 

Aは再び、

玄関に戻って来ました。

 

手にはビデオテープがあります。

 

どうやら、停止して

取り出したようです。

 

A「みんな、帰ってよ」

 

みんな、状況が未だに

飲み込めません。

 

そんな俺らを無理矢理に押して、

Aは帰らせようとさせました。

 

Aがドアを開けると、

そこには誰もいません。

 

C「誰だったんだよ!」

 

A「知らない方がえぇ」

 

Aはそう言うと、

 

まるで邪魔と言わんばかりに、

俺たちを家から追い出しました。

 

俺らは追い出されると、

 

沈黙しエレベータに乗り、

そして帰りました。

 

B「なんだんだよ・・・」

 

C「いみわかんね・・・」

 

みんな、家に帰ってAに

メールや電話はしましたが、

 

全く連絡がつきませんでした。

 

それ以来、Aは学校に

来ませんでした。

 

Aの家に行ったりしましたが、

 

母親が出てきて、

 

「体調が悪いので今日は

帰ってちょうだい」

 

の一点張りでした。

 

そして、Aは3週間後に

どこかへ転校しました。

 

担任に聞くと、

 

「家庭の事情だから・・・」

 

としか答えてくれませんでした。

 

それから1ヶ月くらいして、

 

Bが学校に例の件の写真と

カセットを持って来ました。

 

C「なんにもなかったやんか」

 

D「正直、もう思い出したく

ないねんけど・・・」

 

俺もDと同意見でした。

 

もう、あんなことは

思い出したくありません。

 

B「変なこと気付いたんよ・・・

俺だけじゃ理解出来んわ・・・」

 

そう言うとBは、

 

カセットテープをウォークマンで

再生しました。

 

しばらく聞いていると・・・

 

C「普通のテープやんけ」

 

B「気付かんの?!

この声・・・誰よ!」

 

テープには

俺たち5人とは別に、

 

全く知らない人の話し声が

入っています。

 

みんな気付かないわけです。

 

全然、幽霊やお化けって

感じではないんです。

 

普通の人間の声でした。

 

それに、極々普通に、

 

俺たちの会話の輪に

入っています。

 

まるで、

 

6人で行って一人存在を

忘れているかのようでした。

 

しかし、男か女かは

判別出来ない声でした。

 

「・・・誰だよコイツ」

 

D「誰かの声が裏返って

いるんじゃね?」

 

B「でも明らかに俺たちの声じゃない

ヤツがいるだろ」

 

C「怖いこと言うなよ!」

 

B「まぁ、テープはいいから

この写真見て」

 

そう言うとBは、

 

あの日に撮った

20数枚の写真のうちから、

 

7枚ほどを出しました。

 

その7枚は、

 

俺たち5人が脅えた顔で

写っている写真でした。

 

D「普通のみんなの

写真じゃねぇかよ。

 

何も変な手や変なモヤや、

顔なんて写ってねぇぞ」

 

C「なんかおかしいのか?」

 

B「その『みんなの写真』

ってのがおかしいんだよ!

 

なんで、5人みんなが

写ってるんだよ!

 

俺は正直、

かなりビビりました。

 

その写真は、

 

俺・A・D・B・Cの順で、

廊下を歩いている写真です。

 

AとCの脅えた横顔が

伺えます。

 

それから3分ほど、

 

4人は写真を凝視したまま

固まっていました。

 

D「あっ・・・あれだろ?

タイマーで写真撮るやつだろ?

 

ビビらせんなよ!」

 

B「これインスタントだから

そんな機能ねぇよ!」

 

C「だっ誰だよ!

写真撮ったやつ!

 

AとBだろ?!」

 

B「あぁ、俺とAだよ。

 

でも俺はこんなアングルの写真、

撮ってねぇ。

 

大体、俺もAもこの写真に

写ってんじゃねぇか。

 

俺ら5人以外の誰かが、

 

シャッター切ったとしか

思えねえよ!」

 

D「・・・あれじゃね?

 

輪ゴムでインスタントカメラに

タイマー機能みたいなの

 

付けるのあったじゃん!」

 

B「あるけど、それ何処に

どうやって仕掛けるんだよ!

 

みんな動いてたんたぞ。

 

タイマー機能で、

 

ぴったりみんな収めて

撮れるわけないだろ。

 

大体、こんなアングルで

撮れるような、

 

高い位置のカメラ置ける場所

なんてあったか?

 

カメラが宙に浮いていた

とでも言うのか?

 

明らかに誰か他の人に

撮られた写真だろ」

 

それからは誰も

何も言わずでした。

 

学校の帰りに、

空き地で写真とテープを燃やし、

 

その後の俺らは

遊んでもいませんし、

 

会話すらしていません。

 

彼らがどういう進路にしたかも

分かりません。

 

あのビデオテープとCDは

Aが持っていましたので、

 

その行方も分かりません。

 

(終)

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