掃除機で男の幽霊を吸い込んだ

掃除機

 

その日、昼ご飯を食べて一段落した後、いつも通り掃除を始めた。

 

そして、ベッドの下にも掃除機をかけようと思い、ぺらっと布団をめくると、その隙間にソイツはいた。

 

体は見えない顔だけの男。(『 (:-O)  』 こんな感じで)

 

そこには人が入れる程のスペースは無いので、ソイツは幽霊なんだと直感的に思った。

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忘れられない男となる

幽霊なんて今まで見たことが無かったので、私の頭の中は完全に真っ白。

 

なのに、無意識というのは本当に怖い。

 

気付いたら、私の手が動いていた。

 

『ひゅごおおおお』という音と共に、その男は掃除機に吸い込まれていった。

 

すると男は目の前から居なくなり、白昼夢でも見たのかと脱力した。

 

しかし、4歳になる娘がじっとその男がいた所を見つめていた。

 

私は「どした?」と聞くと、娘は「ひゅごおおおお」と言いながらふざけて男の顔真似をしてキャッキャと笑っている。

 

それを見たらおかしくなってしまい、しばらく二人で笑っていた。

 

今も思い出したように「ひゅごおおおお」としては笑い合っている。

 

ちなみに、その後は男を見ていない。

 

あの時の男の「え、ちょ、マジで!?」という表情が今も忘れられない。

 

ある意味では、私にとって忘れられない男となった。

 

今は色々と反省している。

 

後日談

以前に掃除機で男の幽霊を吸い込んだが、昨日また出たので報告。

 

誰も入っていないトイレに鍵が掛かっている事が度々あったが、小さい娘がいるからまたイタズラしたのかと気にも留めていなかった。

 

なぜなら、一円玉を差し込んで回すと外からでも操作できるような簡易ロック式だから。

 

昨日の夜、娘と一緒にお風呂に入って出てみると、またトイレに鍵が掛かっていた。

 

これはもしかして、娘のイタズラではなくて目に見えない第三者がやっているのではないか?と思った。

 

そうでないと、素っ裸の状態では幽霊よりも生身の人間が入っていた方が怖い。

 

まだ中に居るかも知れないな、と思ってゆっくり鍵を開け・・・・・・る事はせずに、換気扇を回してやった。

 

まさか掃除機のように上手くいくまいとは思ったが、本当に小さい声で「またかよ・・・」と中から聞こえた。

 

むしろ私は「またお前かよ!懲りねぇな(笑)」と思った。

 

その後トイレのドアを開いてみたが、誰も居なかった。

 

アイツは換気扇から外に出ていったのだろうか。

 

「もう帰って来るなよ~」と語りかける私。

 

ただ、もし次出たら、また折檻してやろうと思う。

 

ちなみに、あの時から掃除機の中は開けていなかった。

 

なので、アイツがトイレに出たということは、きっと掃除機から脱出したのだろう。

 

(終)

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One Response to “掃除機で男の幽霊を吸い込んだ”

  1. 通りすがり より:

    こわくないw 笑ったw

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