みずがみさま 4/4
どのくらい動かずに居ただろう。 不意に、外に居るそいつが、 背を向けたのが分かった。 気配がテントから離れていく。 暗闇の中、 私とくらげは目を合わせた。 く「・・・・・
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どのくらい動かずに居ただろう。 不意に、外に居るそいつが、 背を向けたのが分かった。 気配がテントから離れていく。 暗闇の中、 私とくらげは目を合わせた。 く「・・・・・
夕飯はカレーだった。 ただし、ここで作ったものでは無い。 母が家から鍋ごと持って来たのである。 しかも飯盒も米も無いので、 別の鍋でうどんを茹でて、 カレーうどんという体たらく。 ・・・
父「もう十何年も前の話だから心配ない。 それに、どこの山だって死亡事故の 一つや二つ起きてるもんだ。 一々ビクビクしてたら何も出来んだろ」 母「それにしても、食事中にする 話じゃなかろーが」 ・・・
中学時代の話だ。 その年の夏、私と、私の両親と、 友人一人の計四人で、 一泊二日のキャンプをしたことがあった。 場所は街を流れる川の上流。 景観の良い湖のほとりにテントを立てた。 ・・・
そのうち、くらげの父親が 仕事から帰って来た。 大学で研究をしている というその人は、 くらげとは似つかない、 イカツイ顔つきをしていた。 くらげが私のことを話すと・・・
私が子供だった頃、 『自称見えるヒト』である友人の家に、 初めて遊びに行った時のことだ。 当時、私は小学六年生で、 友人はその年に私と同じクラスに 転校して来た。 ・・・
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