千体坊主「晴」 4/4
日が出たと言っても、 大学までの道に 人影はほとんど無い。 戻って来た学生寮の周辺も そうだった。 ここに戻って来た時、 僕はどうしてか、 幼少時、 母に怒られて家・・・
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日が出たと言っても、 大学までの道に 人影はほとんど無い。 戻って来た学生寮の周辺も そうだった。 ここに戻って来た時、 僕はどうしてか、 幼少時、 母に怒られて家・・・
Sの言葉によって、 頭の中に一つの話の道筋が 浮かんでくる。 けれども、それは決して 気持ちのいいものじゃない。 S「あそこにアレを書きこんだ奴の 気が知れないな。 ・・・
S「・・・そもそもがおかしいだろ。 その千人坊主ってのは」 僕「え?」 小さな交差点の赤信号で停まった際に、 Sは話し始めた。 どうやら僕の混乱を 見てとったらしい。  ・・・
S「・・・で?こいつは一体どうしたんだ」 言いながらSが作業台の横に来ても、 まだKはSのことに気が付いていない様だった。 僕は、今は会話できないKの代わりに、 Sに現在の状況を一から説明する・・・
Kの寮に行く前に、 コンビニ寄って食品とコーヒーを買う。 自転車を漕ぐ。 大学までの坂道がしんどい。 それでもかなり飛ばして、 いつもの通学より大分早い、 コンビニから二十分程で・・・
この調子で本当に明日、 雨なんて降るのだろうか。 講義中も、ふとそんなことを考える。 案の定その日の講義は、 眠気と相まって、 さっぱり頭に入って来なかった。 昼か・・・
但し、条件が三つあるらしい。 まず一つは、 人形を作る時に 中に詰める方の紙を、 自分の唾液 (ホントは血液の方がいいらしいが) で、ほんの少し湿らせる。 二つ目に・・・
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