怖 120巻（全20話）

  これは、知り合いの体験談。   彼はその昔、仕事で南米に赴任していたことがある。   さしたトラブルもなく、無事任期を勤め上げたのだが、何度か不思議な事件に遭遇したのだという。 &nbs・・・

「罪を犯した者に罰を与えるだけの神」の続きを読む

  これは、知り合いの奇妙な体験話。   幼馴染みに山へ誘われ、週末を利用して軽い山行に出かけた。   その夜、焚き火を挟んでいると、いきなり打ち明けられた。   癌なのだという。・・・

「山から帰ると癌が消えて失くなっていたが･･･」の続きを読む

  これは、ある年の３月、冬の日光白根山に菅沼ルートから単独で登った時の話。   その年は積雪量が多く、２メートルくらい積もってクラストしており、よく締まった冬道に前日僅かに降った新雪が２～３センチ積・・・

「冬山登山での先行者の奇妙なランプの明かり」の続きを読む

  これは、同僚が体験した奇妙な話。   ある日、地元の山で行方不明者が出た。   消防団に所属していた彼も、捜索に参加した。   しかし同日の夕刻、残念ながら不明者は遺体で見つか・・・

「「また人喰い石にやられたか･･･」」の続きを読む

  私は箏曲を習っているのですが、これはその先生から聞いた話です。※筝曲（そうきょく）とは、「こと」の音楽の総称。   雨の降る晩、先生は一人で琴を弾いていました。   しばらくして疲れてき・・・

「雨の降る晩に一人で琴を弾いていると」の続きを読む

  これは、以前アメリカに住んでいた私の友人が体験した話です。   彼女は数年間、アメリカの企業で働いていました。   その会社は、かなり大きなオフィス街のビルに入っていました。 &nbsp・・・

「こちらをジーっと見つめるお爺さん」の続きを読む

  頃は春、飛弾の高山祭を見物に行った時のこと。   市内からほんの数キロ離れた大きな民宿の、川沿いの離れがその日の宿だった。   飛弾には旨い地酒が多い。   我ら呑んべぇライダ・・・

「川のせせらぎに混じって聞こえた音と声」の続きを読む