謎怖 56巻（全20話）

  私のクラスメートには『座敷わらし』がいた。   誰にも見えなかったけれど、いたのだ。   これは、小学４年生の時の話。   通っていたのは、田舎のこぢんまりとした学校だった。 ・・・

「私のクラスにいた座敷わらしさん」の続きを読む

  これは、友人から聞いた不思議な話。   彼は転勤族で、若い頃からあちこちを転々としていた。   今までで一番良かった場所はどこかと聞くと、面白い話をしてくれた。   彼がまだ三・・・

「好意を寄せてくる姿なき同居人」の続きを読む

  これは、僕が学生の頃の話。   ある授業中、僕はうつ伏せで居眠りをしていた。   すると、誰かにトントンと肩を叩かれて、ぱっと目を覚ますと床と足が見えた。   靴下にサンダルだ・・・

「あの子は誰だったんだろう」の続きを読む

  これは、祖父母が健在だった頃の話です。   私の田舎には大きな持ち家がありました。   母屋と離れの二棟から成るその家。   特に物置として放置されていた離れは、当時小学生の私・・・

「あの部屋に隠れてしまった兄のその後」の続きを読む

  これは、友人に聞いた話。   彼は大学生の時、オカルトにはまっていたらしい。   大学生のご多分に漏れず暇と体力だけはあった彼は、ある日に同じような仲間を集めて『百物語』を決行することに・・・

「百個の盃を用意して始めた百物語にて」の続きを読む

  これは、知人に聞いた話。   彼女は以前、家の玄関に電池式の人感センサーライトを置いていたそうで。   帰宅が大抵暗くなってからなので、いつも重宝していたという。   しかし一・・・

「目が覚めると少しずつ玄関に向かっている」の続きを読む

  これは、居酒屋でバイトをしていた時の話。   いつも正午頃になると、店の鍵を開けて仕込みの準備をしていた。   １時間後にはパートのおばさんや仕入れが終わった店長が来るのだが、それまでは・・・

「居酒屋バイトでの怪異な日々」の続きを読む