必ず幽霊に会えるトンネル
そこを通ると、
必ず幽霊に会えるトンネルがあった。
トンネル近くの中学校の女子が3人、
そこへ肝試しに行った。
夜に行くと怖いので、
昼に行ったがやっぱり怖く、
トンネルの中ほどまで来た頃、
3人で手を繋いで走り抜けることに。
真っ暗なトンネルを抜けた後、
息を切らしながら3人は言った。
「真ん中で良かった~」
「ほんとそれだよね」
「もし端っこだったら怖すぎ」
(終)
解説
3人とも両手で手を繋いでいたので、
みんなが自分を真ん中だと思っている。
『霊-○-○-○-霊』
実際には両端に幽霊がいて、
真ん中の子以外は幽霊と手を繋いでいた。
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