怒鳴り声が止まない隣人

マスク

 

隣の家庭からは、

よく怒鳴り声が聞こえてくる。

 

「お母さん、ねぇーお母さん」

 

「うるさいなっ!!」

 

隣には、母親と4~5歳くらいの

女の子が住んでいる。

 

「お母さん、お腹すいた」

 

「さっきからうるさい!

もう、いい加減にしてよ!」

 

「え?お母さん?怖いよ・・・

ギャア!・・ンン・・ン・・ンンン・・・」

 

なに今の会話?

 

隣の声が聞こえてしまっただけ

なのだけれど、

 

今の会話は不思議を通り越して、

恐怖さえ感じるほどだった。

 

さすがに心配になり、

隣の家を訪ねることにした。

 

インターホンを押す。

 

ピンポーン。

 

「・・・はーい」

 

中からは母親の女性と、

その少し奥には、

 

厚めのマスクをした女の子が

泣きながら立っていた。

 

あ、女の子が殺されたわけでは

なかったのか・・・

 

少し安心する。

 

「あ、あの、今さっき、

 

大きな音が聞こえたものですから、

気になってしまって」

 

「あ、それはご心配おかけしました。

大丈夫ですのでお気になさらずに」

 

う・・・ん、

気のせいだったのか?

 

でも、なんだか・・・

嫌な予感もするんだよな。

 

母親の女性は手に針と糸を持っていて、

手が血まみれだったし・・・

 

(終)

解説

娘があまりにうるさく感じた母親は、

娘の口を糸で縫ってしまったのだ。

 

娘がマスクを付けていたのは、

その口元を隠すためである。

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